関連記事
クスリのアオキが1000店舗達成、地方スーパーの受け皿にも
クスリのアオキ(石川県白山市)は12日、千葉県市原市に「クスリのアオキ馬立店」を出店し、店舗数1,000店を達成した。各地で地方スーパーの買収も進め、人口減少や高齢化の進行で経営に厳しさを増す地方スーパーの受け皿になりつつある。
【こちらも】旧そごう広島店新館跡、都市型水族館とシェア型フードホールに 今秋開業へ
クスリのアオキ馬立店は、2024年に子会社化した食品スーパー・木村屋の「スーパーガッツ馬立店」を改装した店舗。ヘルス・ビューティー関係の商品を充実するとともに、食品や日用品もそろえる。千葉県内では31店目、市原市内では3店舗目となる。
クスリのアオキは、明治時代初期の1869年に現在の石川県で創業した薬種商の青木二階堂薬局が前身。1985年に株式会社クスリのアオキを設立し、翌1986年にドラッグストアの1号店を石川県金沢市に開設した。
その後、石川県など北陸地方を中心に全国で出店を重ね、2018年に500店、2022年に800店に到達した。さらに、金沢市のナルックス、滋賀県大津市のハッピーテラダ、奈良県奈良市のスーパーヨシムラ、ハッスル、秋田県仙北市の伏見屋など地方スーパーを傘下に加えるなどして、関西や四国、関東、東北地方でも店舗網を拡大してきた。
現在、北は岩手県、南は愛媛県まで店舗網を広げており、近く徳島県に初進出する予定。ドラッグストア965店、スーパー29店、調剤専門薬局6店を運営している。
一つの地域に集中出店し、売上高を拡大しながら、物流や宣伝費用を抑えるのが戦略で、地方スーパーのM&A(合併・買収)による店舗網の拡大が成長戦略の中核になりつつある。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
スポンサードリンク
おすすめ記事