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科研製薬が急伸、「創業来最高額」のライセンス許諾など好感、まず3月までに一時金3000万米ドル
■Johnson&Johnsonグループに供与、自己株処分も実施
科研製薬<4521>(東証プライム)は12月27日、買い気配で始まった後10%高の4591円(417円高)まで上げ、急伸相場となって一気に2021年以来の高値に進んでいる。26日の夕方、世界的な製薬大手Johnson&Johnson(ジョンソン&ジョンソン)グループへのライセンス許諾契約と自己株式処分を発表。ライセンス許諾による一時金やマイルストン収入、ロイヤリティ収入などが科研製薬としては「創業来最高額」としたことなどが注目されている。
2型炎症性疾患(アトピー性皮膚炎、喘息など)に対する次世代の経口治療薬として開発中の「STAT6プログラム」に関する独占的なライセンスをJohnson&Johnsonグループに許諾するとした。これにより、まず契約一時金として3000万米ドルを2025年3月期中に受領する。さらに、契約では、今後の開発進展や売り上げの目標達成に応じた総額として最大で12億1750万米ドルのマイルストン収入を受け取る権利を有し、加えて全世界での売上に対し一桁台後半から二桁台前半の料率でのロイヤリティを受け取る権利を有しているとした。
また、Johnson&Johnsonのコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)組織であるJJDC(本社:米国ニュージャージー州)に対して第三者割当による自己株式の処分を行うこ都も発表した。これにより、科研製薬は99億3253万5900円(見込み額)の資金を調達することになり、JJDCは科研製薬の株式を持株比率にして5.69%保有する第2位株主になるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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