トルコリラ円今週の予想(12月23日)サンワード証券の陳氏 (山崎みほ)

2024年12月25日 17:20

印刷

記事提供元:フィスコ

*17:20JST トルコリラ円今週の予想(12月23日)サンワード証券の陳氏 (山崎みほ)
  

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『粘着性のインフレや冴えない経済状況、シリア情勢を背景に上値の重い展開が続きそうだ』と述べています。

続いて、『今週26日のトルコ中銀会合では、政策金利の据え置き(50%)か利下げかの見方が分かれている』とし、『11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比47.09%、前月比2.24%と、市場予想を上回った。市場予想は前年比46.6%、前月比1.91%だった。今月の利下げ観測が後退する可能性が高まった。11月のCPI上昇率は予想を上回ったものの、前年比では昨年半ば以来の低水準。10月は前年比48.58%、前月比2.88%だった』と伝えています。

次に、『トルコ経済の先行きには不透明感が強い。11月末に発表されたトルコ7ー9月期GDPは2四半期連続のマイナス成長で、トルコ経済はリセッション入りした。米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢を強めたこともあり、外国資本の資金流出が続きそうだ』と述べ、『11月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.3で、好不況の分かれ目である50を8カ月連続で下回ったものの、10月の45.8から改善した。新規受注と新規輸出事業の落ち込みが和らいだ。9カ月にわたり減少していた雇用は増加に転じ、投入コストと産出価格の上昇が鈍化した。価格圧力の緩和傾向は今後数カ月間続くことが期待され、需要の一段の回復につながると予想された』と解説しています。

また、『第3四半期国内総生産(GDP)は前年比2.1%増で市場予想を下回った。高金利が重しとなりサービス部門で需要が減少した。調整後の前期比では0.2%減で2期連続のマイナス成長となり、リセッション(景気後退)となった。トルコ中央銀行は2023年6月以降の引き締めで政策金利を8.5%から50%に引き上げた。第3四半期の成長が予想を下回ったことで12月の利下げ観測が強まる可能性がある』と述べています。

トルコリラ円の今週のレンジについては、『4.25円~4.55円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月24日付「トルコリラ円今週の予想(12月23日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ《CS》

関連記事