【株式市場】日経平均は93円高となり反発、大引け前20分ほどで値を戻し小高く転換

2024年12月25日 16:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万9130円43銭(93円58銭高)、TOPIXは2733.86ポイント(6.60ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億6895万株

 12月25日(水)後場の東京株式市場は、今夜のNY株式がクリスマス休場とあって、日経平均は取引開始から14時過ぎまで3万9000円(約36円安)を出没しながら小動きだったが、前場は反落模様だったホンダ<7267>(東証プライム)がジリジリ強含み、日本製鉄<5401>(東証プライム)は一段ジリ高など強い銘柄が少なくなく、日経平均は大引けにかけて上値を追い前日比反発となった。キヤノン<7751>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)は大引け前5分間の板寄せで一気に前日比プラスに転じた。

 後場は、キッセイ薬<4547>(東証プライム)が大引けまで一段高となり同社製剤の欧州での追加適応症の取得を好感。上場6日目のキオクシアHD<285A>(東証プライム)もほとんど高値引けとなり大幅反発。サイバーステップ<3810>(東証スタンダード)は14時頃から急伸し暗号資産関連事業の強化を発表し好反応。キーウェアS<3799>(東証スタンダード)は後場一段と上げ投資家向けHP刷新に加え、防災庁の設置は官公需に強い同社に好機との見方などで活況高。ビープラッツ<4381>(東証グロース)は14時頃から急伸しGMOペイメントの「GMO掛け払い」好調観測などあったが直近まで4日続落で年初来の安値とあって自律反発の見方。ゼネラル・オイスター<3224>(東証グロース)は初配当など好感され急伸ストップ高。

 25日新規上場のアルピコHD(アルピコホールディングス)<297A>(東証スタンダード)は201円(公開価格191円の5%高)で初値をつけ、前場205円(同7%高)まで上げる場面をみせたが後場は売買交錯のまま大引けは191円となった。

 MIC<300A>(東証スタンダード)は公開価格と同値の960円で初値をつけ、後場980円まで上げて大引けは969円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は17億6895万株(前引けは9億179万株)、売買代金は3兆1698億円(同1兆5706億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は861(前引けは316)銘柄、値下がり銘柄数は726(同1268)銘柄。

 東証33業種別指数は19業種(前引けは鉄鋼、鉱業の2業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、海運、石油石炭、機械、証券商品先物、卸売り、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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