新興市場銘柄ダイジェスト:インテグラル、テラドローンが続伸

2024年12月25日 16:07

印刷

記事提供元:フィスコ

*16:07JST 新興市場銘柄ダイジェスト:インテグラル、テラドローンが続伸
<5842> インテグラル 4305 +105
大幅続伸。24年12月期について、収益(売上高)が281億円、純利益が159億円になる見込みと発表している。23年12月期の収益は140.82億円、純利益は75.74億円だった。運用するファンドから追加のキャリードインタレストを受領する見込みで、収益約98億円、純利益約66億円を第4四半期に計上予定のため。インテグラルは株式市場や金利等の市場環境などの影響を受けるとして、業績予想を行っていなかった。

<278A> テラドローン 2246 +226
続伸。マレーシアに拠点を置く子会社が大規模パーム農園で害虫であるミノムシの防除を目的とした病害虫の総合的管理を開始したと発表している。農業分野での持続可能で効率的な害虫防除ソリューション提供の一環。マレーシアの複数の政府関連企業や民間農園機関と連携し、全国規模で実施される。特化型の農薬製品をドローンでピンポイントで散布することで環境への影響を最小限に抑えるほか、労働コストや農薬の無駄を削減する。

<9166> GENDA 2733 +54
反発。アミューズメント施設事業を手掛けるハローズ(東京都中央区)の発行済株式100%を子会社が取得すると発表している。取得価額は直前事業年度の末日純資産額(24年1月期は196.64億円)の15%を上回る金額。また、外貨両替機事業を運営するアクトプロ(東京都港区)の発行済株式の一部を取得した後、簡易株式交換で完全子会社化する。株式取得価額は15.74億円。アクトプロ株1株に対してGENDA株3.94株を割当交付する。

<3224> Gオイスター 683 +100
ストップ高買い気配。25年3月期の期末配当予想を従来の無配から10.00円(前期末実績は無配)に増額修正している。創業以来、初めての配当実施となる。「配当性向30%を基準としつつ、仮に短期的な利益変動の大きな局面があった場合も1株あたり10円を目安として配当を行う」と配当方針を変更したことに伴う措置。また、当初想定したシナジーを生み出せないと判断し、阪和興業<8078>との資本業務提携を解消することを明らかにしている。

<6081> アライドアーキ 159 -18
大幅続落。クロスバウンド事業の売掛金の滞留債権に関する回収に疑義が生じたため、外部専門家を委員に含めた調査委員会を設置すると発表している。当該案件に従事する従業員に確認したところ、売上の計上が適切に行われていなかったことが判明した。社内調査で売上計上の適否や計上時期に不適切な点があると分かり、当年度、過年度の業績への影響がある可能性があると判断したとしている。《NH》

関連記事