マーケットエンタープライズ、埼玉県日高市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

2024年12月20日 16:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■新施策導入によるリユース意識促進へ

 埼玉県日高市(市長:谷ケ﨑 照雄)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2024年12月20日(金)に、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートすると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、日高市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。

■背景・経緯

 日高市では、これまで住民間による不要品の交換情報を広報紙に掲載するなどリユース推進に関する取組を進めてきた。しかしながら、粗大ごみとして出される不要品の中にはリユース可能なものが多く含まれ、ごみ処理費用の増加に課題を抱えている。このことから、市では、市民のリユース意識促進につながる新たな施策導入の可能性を模索してきた。

 他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、マーケットエンタープライズが日高市に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

■「おいくら」とは・・・

 おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼し、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)が利用している。

■日高市の課題と「おいくら」による解決策

 日高市では、集積所にて2か月に1度の回収、もしくは清掃センターへの自己搬入によって粗大ごみ収集を行なっているが、大型品や重量のあるものについては、原則、市民が自宅の外へ運び出す必要がある。また収集した粗大ごみのなかには、リユース可能なものが多く含まれ、ごみ処理費用の増加に課題を抱えていた。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があり、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、市民のサービス利用はもちろん、市の費用負担もない。

■今後について

 12月20日(金)15時30分(公開時間が前後する可能性がある)に日高市ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。日高市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、同取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。

■埼玉県日高市

 日高市は、埼玉県の南西部に位置し、首都40キロ圏にある。東部はなだらかな台地で武蔵野の面影が色濃く残る市街地、西部は秩父山地と高麗丘陵で、丘陵と台地の間には、高麗川が流れている。市の東側に首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と国道407号、西側に国道299号が走り、県道川越日高線がこれらを結んでいる。鉄道はJR八高線とJR川越線、西武池袋線が乗り入れている。これらの交通網が整備され、地域の特性を生かしたまちとして発展している。

・人口:54,233人(男26,927人、女27,306人)(2024年11月1日) ・世帯数:25,260世帯(2024年11月1日) ・面積:47.48平方キロメートル(2024年11月1日) (情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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