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【株式市場】日経平均は268円安、5日続落だが日銀「据え置き」など好感され後場一段持ち直す
【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】
◆日経平均は3万8813円58銭(268円13銭安)、TOPIXは2713.83ポイント(6.04ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は22億8885万株
12月19日(木)後場の東京株式市場は、昼頃に日銀は政策金利を据え置いたと伝えられて円安が再燃。日経平均は前引け値から110円超高い258円安で始まり、14時過ぎには161円64銭安(3万8913円07銭)まで持ち直した。大引けは268円安で5日続落。三菱重<7011>(東証プライム)や三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)が一段と上げて推移し、金利据え置きにもかかわらず三井住友FG<8316>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)も一段高。経営統合観測の日産自<7201>(東証プライム)も一段強含み、上場2日目のキオクシアHD<285A>(東証プライム)も一段高となった。
後場は、BEENOS<3328>(東証プライム)が急伸してストップ高となりLINEヤフー<4689>(東証プライム)によるTOB(株式公開買付)価報道が昼前に伝えられ材料株妙味を発揮。一段高の日産自<7201>(東証プライム)には大株主ルノーに鴻海精密(台湾)が接近とされ思惑増幅の面も。ネクストウェア<4814>(東証スタンダード)は13時頃から急伸し、鍵の管理と顔認証に関する特許が好感されてストップ高目前。大石産業<3943>(東証スタンダード)も14時に発表した創業100周年記念配当が好感されて急伸し一時ストップ高。リグア<7090>(東証グロース)は着るだけで疲労回復効果のある「リカバリーシャツ」の素材にかかわるとかで思惑材料視され急伸ストップ高。
19日新規上場となったSynspective<290A>(東証グロース)は736円(公開価格の53%高)で初値をつけ740円まで上げる場面を見せだが、後場はダレ模様に転じて大引けは635円だった。一方、dely<299A>(東証グロース)は公開価格1200円のところ1001円で初値をつけ、前引けは915円だったが、後場は次第高となって1032円まで上げて高値引けとなった。
東証プライム市場の出来高概算は22億8885万株(前引けは12億1629万株)、売買代金は4兆2249億円(同2兆1395億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は770(前引けは645)銘柄、値下がり銘柄数は813(同943)銘柄。
東証33業種別指数は9業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、銀行、保険、その他製品、倉庫運輸、食料品、水産農林、精密機器、繊維製品、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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