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13日の香港市場概況:ハンセン2.1%安で反落、「中央経済工作会議」閉幕で材料出尽くし
*18:00JST 13日の香港市場概況:ハンセン2.1%安で反落、「中央経済工作会議」閉幕で材料出尽くし
13日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比425.81ポイント(2.09%)安の19971.24ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が173.51ポイント(2.36%)安の7186.59ポイント反落した。ハンセン指数は6日以来、1週ぶりに節目の20000ポイントを割り込む。売買代金は1584億7660万香港ドルとなっている(12日前場は1577億5380万香港ドル)。
好材料の出尽くし感が意識される流れ。中国で12日、翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」が2日間の日程を終えて閉幕した。財政赤字比率の拡大で内需を刺激する方針などを決定したが、内容は想定の範囲内で、一部のエコノミストは、消費刺激の具体性に欠けると指摘している。米長期金利の上昇もマイナス。昨夜の米債券市場では、インフレが再燃する中、米10年債利回りの上昇が続き、11月22日以来の高水準に達した。中国指標の発表も気がかり。週明け16日に11月の小売売上高や鉱工業生産などのほか、15日までに金融も予定されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産関連(本土・香港)の下げが目立つ。龍湖集団HD(960/HK)が7.3%安、華潤万象生活(1209/HK)が6.4%安、中国海外発展(688/HK)が4.9%安、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が4.7%安、恒隆地産(101/HK)が4.3%安で引けた。
中国の保険・証券セクターも安い。新華人寿保険(1336/HK)が5.8%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が5.1%、中国人寿保険(2628/HK)が4.6%、中信証券(6030/HK)が4.5%、国聯証券(1456/HK)が4.1%ずつ下落した。
非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターもさえない。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.4%安、中国宏橋集団(1378/HK)が3.7%安、鞍鋼(347/HK)が4.3%安、重慶鋼鉄(1053/HK)が3.9%安、華潤建材科技HD(1313/HK)が4.7%安、中国建材(3323/HK)が3.5%安で取引を終えた。
レストランチェーンや酒造など飲食関連も売られる。海倫司国際HD(9869/HK)が11.8%安、九毛九国際HD(9922/HK)と呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)がそろって6.6%安、百威亜太HD(1876/HK)が6.0%安、華潤ビールHD(291/HK)が5.4%安で引けた。
一方、本土市場は4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比2.01%安の3391.88ポイントで取引を終了した。金融株が下げを主導。不動産株、消費関連株、資源・素材株、ハイテク株、インフラ関連株、医薬株、運輸株なども売られた。半面、メディア関連の銘柄群は物色されている。
亜州リサーチ(株)《CS》
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