【株式市場】日経平均は70円安、直近連騰が続き中国のミサイル発射など受け5日ぶりに反落

2024年9月25日 17:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万7870円26銭(70円33銭安)、TOPIXは2650.50ポイント(6.23ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億1221万株

 9月25日(水)後場の東京株式市場は、前引けにかけて下げた円相場が再び強含み、13時頃には中国が太平洋にICBM(大陸間弾道弾)を発射と伝えられたこともあり、手控え姿勢が広がる様子となった。中国の景気刺激策などで前場上げた資生堂<4911>(東証プライム)や安川電機<6506>(東証プライム)は前引けを高値に一進一退。中で、9月末の配当狙いの買いは厚いようで、利回り3%台の三菱商事<8058>(東証プライム)は一段ジリ高、同5%台の商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株は終盤に尻上がり。日経平均は取引開始から13時半頃まで3万8000円(60円高)前後の小動きで、14時過ぎに一時3万8100円に乗ったが反落し、大引けは70円安と5日ぶりに反落した。

 後場は、日本新薬<4516>(東証プライム)が一段と上げ、24日発表の肺高血圧症薬に関する製剤の承認取得を好感。ナブテスコ<6268>(東証プライム)も一段と上げ8月稼働の新工場の寄与などに期待の見方。三菱マテリアル<5711>(東証プライム)も一段強含み配当利回りと金相場高など手がかりの様子。光・彩<7878>(東証スタンダード)は10月末を基準日とする株式分割が好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。伏木海陸運送<9361>(東証スタンダード)は急激に出直り富山湾を拠点とする総合物流企業で能登の災害復興銘柄の期待。ビーマップ<4316>(東証グロース)は信用取引規制の解除などできゅげきに出直りストップ高。グランディーズ<3261>(東証グロース)は株主優待の新設を好感し2日連続ストップ高。

 25日に新規上場となったROXX<241A>(東証グロース)は公開価格2110円のところ、1941円で初値をつけ、高値は前場の2123円、後場は売買交錯のまま大引けは1958円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は16億1221万株(前引けは7億6965万株)、売買代金は3兆8405億円(同1兆8263億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は805(前引けは906)銘柄、値下がり銘柄数は772(同686)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けも17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、機械、空運、パルプ紙、ガラス土石、輸送用機器、繊維製品、鉄鋼、陸運、ゴム製品、卸売り、鉱業、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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