売り一巡後は高田日銀審議委員の発言で一時切り返す場面も/後場の投資戦略

2024年9月5日 12:19

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;36917.44;-130.17

TOPIX;2643.83;+10.34


[後場の投資戦略]

 午前中、石川県で開催された金融経済懇談会にて、高田創日本銀行審議委員は、日銀が国債買い入れの減額計画を決めたことに関連し、「日銀のバランスシート規模は大きく、今後もかなりの期間にわたってバランスシートの縮小を続けることが予測される」「現時点で、最終的な国債保有残高やバランスシートをどこまで縮小するのかが望ましいかを議論するのは難しい」と指摘。そして、「株式、為替の変動を当面は動向を注視する」と市場に一定の配慮を行ったことで、株式市場、為替市場は過度な悲観論が後退した。今晩も米雇用関連の経済指標が発表されることで、為替の円高が進む可能性はあるが、年金筋の買い観測も聞かれることから、後場の日経平均は37000円水準でのもみ合いを想定する。《AK》

関連記事