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日経平均は646円安でスタート、信越化や三井E&Sなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38039.91;-646.40TOPIX;2684.14;-49.13
[寄り付き概況]
4日の日経平均は646.40円安の38039.91円と続落して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は626.15ドル安の40936.93ドル、ナスダックは577.33ポイント安の17136.30で取引を終了した。8月ISM製造業景況指数が予想を下回ったためハードランディング懸念も強まり、寄り付き後、下落。ダウは過去最高値からの利益確定売りも加速し、終日売りが先行した。エヌビディア(NVDA)など半導体セクターの売りもさらなる圧力となり、ナスダックも大きく売られ、終盤にかけ下げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が3.26%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が7.75%下落と、ダウ平均(1.51%下落)に比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=145円50銭台と、昨日15時頃と比べ80銭ほど円高・ドル安水準となっていることが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、今週末8日に発表される8月の米雇用統計などで米利下げのペースを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の日経平均は小幅に下落したものの、38600円前後で押し目買いが入る展開だったことから、相場の腰の強さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は日本時間10時45分に、8月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。
セクター別では全業種が値下がり。鉄鋼、鉱業、石油石炭製品、精密機器、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、信越化<4063>、ルネサス<6723>、三井E&S<7003>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>、SHIFT<3697>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、日立<6501>、メルカリ<4385>、INPEX<1605>、東電力HD<9501>、ソフトバンクG<9984>などが下落。他方、ニトリHD<9843>などが上昇している。《CS》
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