28日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で続落、自動車株に売り

2024年8月28日 16:50

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記事提供元:フィスコ

*16:50JST 28日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で続落、自動車株に売り
28日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比11.30ポイント(0.40%)安の2837.43ポイントと続落した。終値ベースでは2月7日以来、約6カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。


前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国の景気懸念や、中国と西側諸国の関係悪化が引き続き重しとなっている。中国製EV(電気自動車)を巡っては、カナダ政府が新たな関税を課すと発表し、欧州連合(EU)も追加関税の最終案を公表。米国も輸入関税を引き上げる予定だ。中国政府は猛反発し、対抗措置を打ち出す姿勢を示している。指標発表も気がかり。中国では31日、8月の購買担当者景気指数(PMI、国家統計局などが集計)が発表される予定。市場コンセンサス予想では、製造業PMIが7月の49.4から8月の49.5に、非製造業PMIが7月の50.2から8月の50.0に変動する見通しだ。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、自動車の下げが目立つ。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が6.5%安、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が5.4%安、長城汽車(601633/SH)と東風汽車(600006/SH)がそろって1.8%安、上海汽車集団(600104/SH)が1.6%安で引けた。


酒造株もさえない。山西杏花村フェン酒(600809/SH)が5.8%安、舎得酒業(600702/SH)が2.2%安、四川水井坊(600779/SH)と安徽金種子酒業 (600199/SH)がそろって1.8%安、貴州茅台酒(600519/SH)が1.1%安で取引を終えた。銀行株、エネルギー株、医薬株、不動産株、半導体株、運輸株なども売られている。


半面、発電株はしっかり。華電国際電力(600027/SH)が4.9%、国電電力発展(600795/SH)が1.5%、中国核能電力(601985/SH)が1.2%、華能国際電力(600011/SH)が1.1%ずつ上昇した。軍事関連株、インフラ関連株の一角も買われている。


外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.02ポイント(0.01%)安の227.97ポイント、深センB株指数が13.62ポイント(1.28%)安の1048.87ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《CS》

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