協立情報通信は25年3月期1Q横ばい、通期営業・経常増益予想据え置き

2024年8月8日 09:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は、8月7日の取引時間終了後に25年3月期第1四半期業績(非連結)を発表した。24年3月期第2四半期より非連結決算に移行したため、24年3月期第1四半期の連結業績との比較で見ると概ね横ばいだった。ソリューション事業、モバイル事業とも概ね順調だった。そして通期予想を据え置いた。増収、大幅営業・経常増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化の影響で戻り高値圏から急反落の形となったが、売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■25年3月期1Q横ばい、通期営業・経常増益予想据え置き

 25年3月期第1四半期の業績(非連結)は売上高が10億38百万円、営業利益が18百万円、経常利益が19百万円、四半期純利益が10百万円だった。24年3月期第2四半期より非連結決算に移行したため、24年3月期第1四半期の連結業績(売上高10億34百万円、営業利益14百万円、経常利益16百万円、四半期純利益8百万円)との比較で見ると概ね横ばいだった。ソリューション事業、モバイル事業とも概ね順調だった。

 ソリューション事業は売上高が4億05百万円で営業利益(全社費用等調整前)が1億20百万円(連結ベースの24年3月期第1四半期は売上高3億91百万円、営業利益1億09百万円)だった。基幹業務システムやクラウドサービスへの移行支援に加え、LAN-PC等のインフラ案件やPBXの更新案件などが堅調に推移した。

 モバイル事業は売上高が6億33百万円で営業利益が11百万円(同、売上高6億43百万円、営業利益16百万円)だった。店舗事業は手数料の減少と販売台数の伸び悩みで苦戦したが、法人サービス事業で端末サポートサービスが堅調だった。

 通期業績(非連結)予想は据え置いて売上高が24年3月期比0.6%増の55億円、営業利益が23.5%増の3億50百万円、経常利益が24.2%増の3億55百万円、当期純利益が10.9%減の2億30百万円としている。配当予想は24年3月期と同額の55円(期末一括)としている。予想配当性向は28.6%となる。

 大幅営業・経常増益予想としている。引き続き需要が堅調に推移し、業務効率化なども寄与する見込みだ。重点戦略として、ワンストップソリューションサービスによるDX化支援の強化、モバイル事業の利活用サポート強化、サステナブル経営や人材の採用・育成および環境の整備を推進する方針としている。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。

■株価は売り一巡

 株価は地合い悪化の影響で戻り高値圏から急反落の形となったが、売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。8月7日の終値は1580円、今期予想PER(会社予想のEPS192円02銭で算出)は約8倍、今期予想配当利回り(会社予想の55円で算出)は約3.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1578円86銭で算出)は約1.0倍、そして時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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