英ポンド週間見通し:底堅い動きか、英中銀政策金利に注目

2024年7月27日 14:44

印刷

記事提供元:フィスコ

*14:44JST 英ポンド週間見通し:底堅い動きか、英中銀政策金利に注目
■軟調推移、日英金利差縮小を想定したポンド売り

今週のポンド・円は軟調推移。英中央銀行による早期利下げ観測が再浮上したこと、7月末の日本銀行金融政策決定会合に向けて追加利上げ観測が浮上しており、日英金利差縮小を想定したポンド売り・円買いも観測された。ただ、ポンド売り・米ドル買いは週末前に縮小し、この影響でポンド・円の下げ幅はやや縮小した。取引レンジ:195円87銭-203円61銭。

■底堅い動きか、英中銀政策金利に注目

来週のポンド・円は底堅い値動きか。7月30-31日の日銀金融政策決定会合で国債買い入れ減額と追加利上げが織り込まれ、円買いは限定的となりそうだ。利上げ見送りなら円売り優勢の展開に。一方、英中央銀行金融政策委員会(MPC)は8月1日の定例会合で政策金利を決定する。据え置きとなった場合、ポンドは買い戻しが強まる可能性が高い。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・8月1日:英中央銀行政策金利発表(前回:5.25%)

予想レンジ:196円00銭-200円00銭《FA》

関連記事