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自衛官確保へ 採用候補者名簿の有効期間を3年に
記事提供元:エコノミックニュース
自衛隊隊員確保に悩む防衛省・自衛隊は18日から、安定的な人材確保策の一つとして、一般曹候補生と自衛官候補生の採用候補者名簿の有効期間を「3年間」に見直した。
これにより名簿の有効期間内であれば、採用試験に合格したものの、入隊しなかった人が入隊希望した場合、筆記試験免除で、口述試験と身体検査の結果で採否を決定できることになる。今年度の一般曹候補生採用候補者から適用する。
自衛官確保難の要因では少子化に加え、安倍政権下で憲法9条の事実上の「解釈改憲」により、集団的自衛権行使を一部容認したことなどから、前線に出るリスクを警戒し、急減傾向を示した。2023年度の自衛官採用人数は陸海空3自衛隊で1万9598人の採用を想定したものの、9959人にとどまり、1万人を切った。目標達成率は過去最低の51%。
このため、陸海空自衛隊の充足率は9割弱。陸海空3自衛隊の定数約24万7000人に対し、配備されている人数は22万8000人と1万9000人も不足している状況になっている。(編集担当:森高龍二)
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