米国株見通し:底堅い値動きか、タカ派当局者の見解に注目

2024年7月17日 13:48

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記事提供元:フィスコ

*13:48JST 米国株見通し:底堅い値動きか、タカ派当局者の見解に注目
(13時20分現在)

S&P500先物      5,709.25(-8.00)
ナスダック100先物  20,532.00(-66.00)


米株式先物市場でS&P500先物は、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は29ドル高。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。


16日の主要3指数は続伸。ナスダックは伸び悩んだが、S&Pは堅調、ダウは742ドル高の40954ドルと5日続伸で最高値を連日更新した。この日発表された小売売上高は想定ほど悪化しなかったものの、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げを織り込む相場展開に。長期金利の失速でハイテクをはじめ幅広い買いが相場を押し上げた。決算発表で好調を示した金融のほか、景気敏感や消費などの割安銘柄に買戻しが強まった。


本日は底堅い値動きか。今晩の鉱工業生産や設備稼働率が低調なら、FRBの引き締め方針を弱める材料になりやすい。市場では9月から年内2回の利下げを実施するとの観測が高まり、買いが入りやすい地合いに変わりはない。タカ派的なFRB当局者の見解が注目材料。トランプ前大統領の再登板への思惑も引き続き相場を支える。決算発表は金融が好調で、買いが入りやすい。17日はジョンソン・エンド・ジョンソンが注目される。《TY》

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