【注目銘柄】パーク24は反落もパリ五輪の開会式を先取り金メダル効果を期待して押し目買い一考余地

2024年7月17日 08:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 パーク24<4666>(東証プライム)は、前日16日に68円安の1590円と急反落して引けた。3連休前の前週12日に3%超と急騰した反動で目先の利益を確定売りが優勢となった。ただ今月7月26日に開会式を迎えるパリ・オリンピックの関連株人気の再燃を期待して押し目買いも一考余地がありそうだ。日本の歴代の金メダル獲得数は、柔道、体操、レスリングがトップ3となっており、その有望種目の柔道では同社所属の男女5選手が出場し活躍が期待されており、金メダル効果が同社株価を押し上げる展開も想定されるためだ。今2024年12月期第2四半期(2024年1月~6月期、2Q)業績が、期初予想を上ぶれ連続増益率を伸ばしたことも見直されることになりそうだ。

■世界初の兄妹連続金メダル候補の阿部選手など5選手が柔道競技に出場

 パリ五輪の柔道には、東京オリンピックに続き金メダル獲得の連覇が期待される男子66キログラム級の阿部一二三選手や女子52キログラム級の阿部詩選手の兄妹選手など同社所属の5選手が、代表選手として出場する。また同社自身も、柔道の「TEAM JAPAN」のオフィシャルパートナーとなっており、オリンピックとの関わり合いが強い。阿部兄妹選手が出場の柔道種目の試合は、開会式直後の7月28日に予定されており、両選手が同時に金メダルを獲得し、世界初の兄妹選手の2連覇となった場合の同社株への株価効果が期待されている。

 一方、同社の今期2Q累計業績は、利益が期初予想より約5億円~約15億円上ぶれ売り上げ1758億8700万円(前年同期比12.0%増)、営業利益166億5400万円(同10.5%増)、経常利益149億9800万円(同30.5%増)、純利益90億900万円(同2.11倍)で着地した。国内駐車場事業で厳選した666件の駐車場を開発し、車番確認カメラを活用し次世代駐車場サービスを構築したことなどが寄与した。今期通期業績は、期初予想を据え置き売り上げ3570億円(前期比8.1%増)、営業利益350億円(同9.4%増)、経常利益310億円(同12.0%増)、純利益200億円(同14.0%増)と見込んでいる。

■25日線出没の三角保ち合いを上放れまず年初来高値奪回へ

 株価は、今期業績の2ケタ増益予想を手掛かりに年初来高値1988.5円まで買われ、その後の調整安値1688.5円からは今期第1四半期業績に反応して1853円と持ち直したが、第2四半期決算発表時に通期業績予想を据え置いたことが響いて年初来安値1481円に突っ込み、売られ過ぎ修正で25日線水準までリバウンド、三角保ち合いを続けてきた。PERは13.5倍と割安であり、三角保ち合い上放れからまず年初来高値を奪回、昨年6月高値2310円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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