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筑波精工 Research Memo(5):自己資本比率は57.2%、現金及び預金は352百万円で財務上は懸念なし
*14:35JST 筑波精工 Research Memo(5):自己資本比率は57.2%、現金及び預金は352百万円で財務上は懸念なし
■筑波精工<6596>の業績動向
2. 財務状況
2024年3月期末の資産合計は前期末比2百万円減の448百万円となった。流動資産は2百万円減の445百万円となった。主に現金及び預金の減少46百万円、売掛債権の増加1百万円、たな卸資産の増加4百万円による。固定資産は、投資その他の資産の減少により、0百万円減の3百万円となった。
流動負債は同20百万円減の87百万円となった。主に仕入債務の増加4百万円、前受金の減少40百万円による。固定負債は12百万円減の104百万円となったが、主に長期借入金の減少13百万円による。その結果、負債合計は同32百万円減の191百万円となった。
純資産合計は同30百万円増の256百万円となった。当期純利益の計上などによる利益剰余金の増加30百万円による。その結果、2024年3月期末の自己資本比率は57.2%(前期末50.2%)となった。また、過去の増資等により手元の現金及び預金は352百万円で、財務上は安定していると言える。
2024年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは68百万円の支出となった。主な収入は税引前当期純利益32百万円、減損損失3百万円、臨時損失16百万円などであり、主な支出は、売上債権の増加41百万円等であった。投資活動によるキャッシュ・フローは25百万円の収入となったが、主な収入は有形固定資産の売却29百万円等であった。財務活動によるキャッシュ・フローは3百万円の支出となったが、主に長期借入金の返済3百万円による。
この結果、期中に現金及び現金同等物は46百万円減少し、期末の現金及び現金同等物残高は292百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)《SO》
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