NY外為:ドル指数再び200DMA上回る、米年内の利下げ観測後退、強い米5月雇用統計受け

2024年6月7日 23:48

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記事提供元:フィスコ

*23:48JST NY外為:ドル指数再び200DMA上回る、米年内の利下げ観測後退、強い米5月雇用統計受け
NY外為市場でドルは高値を探る展開となった。ドル指数も104.43から104.87まで上昇、重要な節目である200日移動平均水準(DMA)104.45を再び上回った。

米5月雇用統計が予想以上に強く、労働市場の底堅さが証明された。短期金融市場での利下げ確率も開始が12月に先送りされた。米雇用関連指標が労働市場の減速の兆候を示したため7月の利下げ確率も上昇していたが5月雇用統計の上方サプライズで利下げ観測が大幅に後退。

長期金利の上昇に連れ、ドル買いも再燃し、ドル・円は157円08銭まで上昇し3日来の円安・ドル高水準となった。ユーロ・ドルは1.0900ドルから1.0813ドルまで下落し、5月31日来の安値を更新。200日移動平均水準の1.0789ドルも視野に入った。ポンド・ドルは1.2811ドルから1.2717ドルまで下落した。《KY》

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