雨風太陽:社会的課題となっている地方活性化に正面から取り組む

2024年5月30日 12:26

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記事提供元:フィスコ

*12:26JST 雨風太陽:社会的課題となっている地方活性化に正面から取り組む
雨風太陽<5616>は「ポケットマルシェ」、「自治体向け支援サービス」および「おやこ地方留学」が主力。ポケットマルシェはオンラインで直接生産者と消費者を繋ぎ物流を構築した、日本で最初のスマホで完結する産直ECプラットフォーム。消費者は生産者の顔を見てまた直接コミュニケーションをとることができるため、安心して野菜・果物、肉、魚を生産者から購入することができる。安心感のためリピート率が高いことも特徴。「ポケットマルシェ」の登録ユーザー数は24年3月現在で75万名、購入者に占めるリピート率は約8割。登録生産者は業界屈指の8,200名を誇る。「ポケットマルシェ」を展開する個人向け食品関連サービスは増収が続いており、23年12月期売上高は前期比20%増の637百万円となった。

また自治体向け支援サービスではこれまで自社サービスとして培ってきたメディア構築ノウハウやコンテンツ開発力を生かし、自治体の移住促進事業、新規就農者募集事業、地域ブランド開発事業などを支援する。これまでに生産者支援事業では秋田県、群馬県、山形県酒田市、茨城県、島根県、徳島県、長崎県佐世保市、佐賀県などと、販路開拓・販売促進事業では青森県黒石市、静岡県、大阪府柏原市、和歌山県、佐賀県、長崎県雲仙市などと連携し事業を展開してきた。豊富な実績を有し、また上場企業となったことでその信頼感から、これらの事業についても成長余地は小さくないと考える。

おやこ地方留学は2024年夏の開催地を12地域で開催決定し、前年の5地域から順調に成長している。

24年12月期業績については売上高は前期比42.6%増の1,363百万円、営業利益は64百万円の赤字を見込んでいる。トップラインは高成長が続いており、今後数年、年率30~40%の成長が期待され、営業利益に関しても遠くない先に黒字化が期待されよう。

社会的課題となっている地方活性化に正面から取り組む事業を展開しており、CSRの観点でも評価されよう。《NH》

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