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NYの視点:米5月消費者信頼感指数は4カ月ぶり上昇もインフレ期待が上昇、労働市場への自信も後退
*07:45JST NYの視点:米5月消費者信頼感指数は4カ月ぶり上昇もインフレ期待が上昇、労働市場への自信も後退
コンファレンスボードが発表した米5月消費者信頼感指数は102と、4月97.5から低下予想に反し、上昇した。現況は143.1と、4月140.6から上昇。期待も74.6と、2月来の高水準となった。また、今後12カ月先のインフレ期待も平均値で5.4%、中間値でも4.4%とそれぞれ昨年12月来で最高に達したことは、インフレが今後も高止まりする可能性を示唆し、連邦準備制度理事会(FRB)にとり懸念材料となる。
一方で、労働市場への雇用者の自信が後退しつつある証拠も見られ、FRBにとり朗報となる。雇用が十分との回答は37.5%で38.4%から低下した。一方で、不十分は49.0と、46.1から大幅上昇。ただ、「職を得るのが困難」との回答は13.5%で、4月15.5%から低下した。また、消費者は今後12カ月に景気後退に陥る可能性がいくらかある、かなり可能性があると回答したのは、69%と、景気に慎重な姿勢が表れた。
■米5月消費者信頼感指数:102(4月97.5)
現況:143.1(4月140.6)、期待:74.6、2月来の高水準
●今後12カ月先のインフレ期待
平均:5.4%(4月5.3%)
中間:4.4%(4.3%)、年初来で最高
●今後12カ月に景気後退に陥る可能性:69%
●ビジネス状況
良好:20.3(20.8)
悪い:17.6(17.6)
正常:62.1(61.6)
6か月先
改善:13.3(13.4)
悪化:16.8(19.1)
変わらず:69.9(67.5)
●雇用
雇用が十分と雇用を得るのが困難の差
24.0(22.9)
十分:37.5(38.4)
不十分:49.0(46.1)
職を得るのが困難:13.5(15.5)
6か月先
増加:12.6(12.3)
減少:18.2(19.8)
不変:69.2(67.9)
所得
増加:16.9(16.8)
減少:11.0(14.0)
不変:72.1(69.2)《CS》
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