25日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で続伸、中国の政策期待が支え

2024年4月25日 17:07

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記事提供元:フィスコ

*17:07JST 25日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で続伸、中国の政策期待が支え
25日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.08ポイント(0.27%)高の3052.90ポイントと続伸した。


市場支援策に期待した買いが継続する流れ。上場企業の投資価値引き上げに向け、株主還元を重視するよう、中国政府は促している。消費刺激や産業支援など、景気対策に対する期待感も強まる状況だ。ただ、上値は重い。中国と欧米の通商対立が激化しつつあることなどを懸念し、指数は安く推移する場面もあった。米中関係を巡っては、ブリンケン米国務長官が26日まで中国に滞在し、王毅・外交部長らと会談する。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、医薬の上げが目立つ。浙江医薬(600216/SH)が3.7%高、華北製薬 (600812/SH)が2.4%高、人福医薬集団(600079/SH)が2.0%高、昆薬集団(600422/SH)が1.9%高で引けた。


銀行株もしっかり。江蘇銀行(600919/SH)が3.4%、杭州銀行(600926/SH)が3.3%、招商銀行(600036/SH)が2.8%、興業銀行(601166/SH)が1.6%ずつ上昇した。不動産株、自動車株、エネルギー株、素材株、運輸株なども買われている。


半面、発電株はさえない。華能国際電力(600011/SH)が2.6%、国電電力発展(600795/SH)が1.6%、大唐国際発電(601991/SH)と中国核能電力(601985/SH)がそろって1.0%ずつ下落した。インフラ関連株、証券株、食品・酒造株も売られている。


外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.55ポイント(0.63%)高の247.68ポイント、深センB株指数が3.59ポイント(0.34%)高の1071.64ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《CS》

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