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金相場は1万1000円超えへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
*16:52JST 金相場は1万1000円超えへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『金相場は1万1000円超えへ』と述べています。
続いて、『19日の日銀金融政策会合を受けて、外国為替市場ではドル高・円安が進み、一時1ドル=151円83銭と昨年11月中旬以来の円安となった』と伝え、また、『米連邦準備制度理事会(FRB)が終了するとNY金は21日の時間外取引で一時2224.8ドルと史上最高値を更新した。151円台の為替と2200ドルを超える金相場を反映して、OSE金相場は21日に1万0691円と上場来の最高値を更新した』と解説しています。
次に、『日本銀行は、18、19日に開催された金融政策会合で、大規模金融緩和策の一環として実施してきたマイナス金利政策の解除を決めた。ただ、同程度の長期国債を買い入れる方針(毎月約6兆円)から、利上げながらも緩和策が続くとの見方から円安基調が強まった』と言及しています。
一方、『米連邦準備制度理事会(FRB)は20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を5会合連続で据え置くことを決めた。政策金利は01年以来の高水準となる年5.25~5.50%。決定は全会一致だった。最新の政策金利見通しでは、2024年内に3回利下げする想定を提示。インフレ圧力は根強いものの、昨年12月時点の予想を維持し、利下げ時期を慎重に探る方針』と伝えています。
そして、『2月のインフレ率が予想を上回ったことから、利下げ時期の更なる後ずれや利下げ回数の低下も予想されたが、前回FOMCと同様の結果となったことで、「ハト派」的な会合となった。米長期金利が低下し、外国為替市場でドル安が進行、NY金は22000ドルを超えて一時2224.80ドルと史上最高値を更新した』と伝えています。
また、『減少が続いていた金上場投資信託(ETF)SPDRゴールドも増加に転じている。3月上旬には一時815.13トンと、2019年7月以来の低水準に落ち込んでいたが、20日には838.5トンまで回復。今後の金利低下をにらんで「金」に目を向ける投資家が増えてきたようだ』と述べています。
陳さんは、『内外共に最高値を更新した金相場だが、利益確定売りに反落することはあっても、上昇トレンドが崩れることは考えにくい。FRBによる利下げ、依然として警戒される地政学リスク、中国を筆頭とする新興国の金買い、上昇する株式相場に対するヘッジ等の支援要因がこれからも続くだろう。ドル円が反落しても、日米の金利差から円高には限界がありそうで、OSE金相場の上昇基調は維持されるだろう。OSE金相場は1万1000~1万2000円の水準に上昇していく』と考察しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月21日付「金相場は1万1000円超えへ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《CS》
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