新興市場銘柄ダイジェスト:デジプラは一時ストップ高、みらいワークスが大幅に3日続伸

2024年2月21日 16:27

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記事提供元:フィスコ

*16:27JST 新興市場銘柄ダイジェスト:デジプラは一時ストップ高、みらいワークスが大幅に3日続伸
<3691> デジプラ 630 +34
一時ストップ高。グループ会社のデジタルフィンテック(東京都渋谷区)が運営する「デジタルギフト」で、行政機関と連携して地域のモノ・コトのDXを支援する新サービス「地域ギフト」の提供を開始したと発表している。行政機関は経済支援策や移住支援・インバウンドの助成金などを配布できるほか、ギフトの受け手はふるさと納税や地域通貨、地方銀行等から好きな交換先を選択して受け取ることができるという。

<6563> みらいワークス 841 +33
大幅に3日続伸。山善<8051>と業務提携契約を締結したと発表している。山善のものづくり企業向け複合型SaaSプラットフォーム「ゲンバト」のサービスメニューの一つとして、みらいワークスの地方副業プラットフォーム「Skill Shift」を提供する。ITやDX、業務改善、新規事業などの知見を持つ都市部プロ人材が副業として参画することで、中小製造業の経営課題の解決を目指す。

<4882> ペルセウス 418 -100
ストップ安。第三者割当で新株予約権2万9000個(潜在株式数290万株)を発行すると発表している。調達資金の約15.43億円は、抗トランスフェリン受容体1抗体「PPMX-T003」などの研究開発資金(10.43億円)や運転資金(5.00億円)に充てる。潜在株式数は発行済株式総数1183万株(23年12月31日現在)の24.51%に相当することから、将来的な株式価値の希薄化を懸念する向きが売りを出しているようだ。

<4376> くふうカンパニー 318 +80
ストップ高。300万株(20.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は4.8%。取得期間は21日から8月14日まで。割安と考える水準で推移している自社の株価動向と財務状況等を総合的に勘案し、将来の機動的な資本戦略に備えることが目的。自社株買いが株主還元につながると受け止められ、買い優勢となっているようだ。

<7829> サマンサJP 125 +30
ストップ高。コナカ<7494>と株式交換による経営統合で基本合意書を締結したと発表している。意思決定を中心に効率的な経営体制を構築し、グループとしての総合力を発揮することが狙い。コナカを株式交換完全親会社、サマンサタバサジャパンリミテッドを株式交換完全子会社とし、サマンサタバサジャパンリミテッド株は6月27日に上場廃止となる予定。株式交換比率は4月中旬に予定している最終契約締結までに決定する。

<6232> ACSL 613 -2
朝高後、値を消す。準天頂衛星システムみちびきの信号認証サービスに対応した国産ドローンの開発に向けて実施したアンチGNSS(全地球航法衛星システム)スプーフィング(なりすまし)の実証実験が成功したと発表している。コア<2359>、楽天グループ<4755>との共同実験。実証実験の結果、みちびきの信号認証に対応し、正しくGNSSスプーフィングを検知・遮断・通知したことを確認したという。《ST》

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