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12月の外食市場規模は3624億円、居酒屋は4年ぶりに700億円超え
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ホットペッパーグルメ外食総研が2023年12月度の外食市場規模を発表。居酒屋業態が4年ぶりに700億円を超えるなど、全16業態で前年同月を上回り、外食市場の回復傾向が続いていることが分かった。
【前月は】11月の外食市場規模は2756億円、24カ月連続で前年上回る
■首都圏市場はコロナ前以来の2,000億円超え
2日、ホットペッパーグルメ外食総研が2023年12月の外食市場調査を発表。12月の外食市場規模は、前年同月比609億円増の3,624億円となり、25カ月連続で前年同月を上回った。また新型コロナ前の2019年比は89.7%となり、新型コロナ禍以降で最も高水準となっている。
個別の指数では、外食実施率は同3.0ポイント増の69.4%、外食頻度は同0.23回増の3.95回、外食単価は同281円増の3,344円と、3指数とも前年を大きく上回り、4カ月連続で3指数が前年同月を上回った。
外食頻度の3.95回は、新型コロナが本格化する直前となる2020年1、2月(ともに3.94回)を超えた。さらに外食単価の3,344円は新型コロナ前の年末となる2019年12月(2,973円)を1割以上も上回っている。
圏域別の市場規模は、首都圏が同127億円増の2,276億円、関西圏が同69億円増の946億円、東海圏が同84億円増の403億円となり、7カ月連続で3圏域とも前年同月を上回った。首都圏市場規模の2,000億円超えは、2019年12月(2,475億円)以来の高い水準となる。
■外食実施率・単価は全年齢層で前年上回る
外食実施率と外食単価は男女共に全ての年齢層で前年同月を上回った。外食実施率の伸びが大きかった層は、20代女性(外食実施率:79.0%、前年同月比:8.7ポイント増、以下同じ)、40代男性(73.8%、4.1ポイント増)、40代女性(66.5%、4.0%増)、60代女性(65.2%、5.4%増)。
同様に外食単価の伸びが大きかった層は、20代男性(外食単価:2,930円、前年同月比:391円増、以下同じ)、30代女性(3,651円、522円増)、40代女性(3,351円、375円増)、60代女性(3,610円、617円増)となり、外食実施率・単価共に女性の伸びが大きめだった。
■全16業態で前年上回る、居酒屋は4年ぶりに700億円超え
業態別の市場規模は全16業態で前年同月を上回った。その中でも和食料理店(12月の市場規模:551億円、前年同月比:97億円増、以下同じ)、中華料理店(228億円、61億円増)、フレンチ・イタリアン料理店(381億円、80億円増)、焼肉・ステーキ・ハンバーグ等の専業店(397億円、37億円増)、居酒屋(738億円、127億円増)で伸び幅が大きめ。
居酒屋の市場規模738億円は、新型コロナ前となる2019年12月の935億円には及ばないものの、4年ぶりの700億円超えとなった。
業態別の2019年比では、食事主体は99.4%とほぼ新型コロナ前の水準に戻ったが、軽食主体は82.7%、飲酒主体は78.0%に留まっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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