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丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (4)
学校の英語の授業では、文法は教わるものの、細かなニュアンスは教えられることは少ない。時として英語の授業で習ったフレーズをそのまま使うと、誤解を招くことになるケースもありうる。この記事ではそのようなフレーズを紹介する。
【こちらも】丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (3)
■I'll manage
manageは「どうにかしてする、うまくする、なんとか都合をつける」などの意味である。重要な、もしくは難しい仕事を頼まれた際に「なんとかやってみよう」と言うつもりで、「I'll manage that」と言ってしまうと、相手にあまり良い印象を与えることができないかもしれない。
じつはmanageには「仕方ないけど~、しょうがなく~」といったニュアンスがあるからだ。
この場合は「sure」「I'll try」「I'll do my best」「I won't let you down」などのフレーズが好ましい。
■be supposed to ~
英語の授業ではbe supposed to~は「~することになっている」と習うだろう。「I am supposed to do it」で、「私はそれをすることになっている」という意味になる。じつはこのフレーズはやや強いニュアンスを持っているため、特に主語が二人称・三人称の場合は使い方に注意が必要だ。
例えば「ここではスーツの御着用を」と言いたい時に「You are supposed to wear a suit here.」と言ってしまうと「スーツを着なさい!」のような、相手を叱っているようなニュアンスに取られることがある。
この場合は「You need to wear a suit here.」と、needを使うのが良いだろう。
■have something to say
have something to sayは、文字通り「言いたいことがある」という意味だ。職場だけでなくプライベートでも相手に「ちょっと話があるんだけど」という場面はあるだろう。その際にこのフレーズを使ってしまうのは問題がある。
このフレーズはまさに直訳通りのニュアンスがある。日本語でも相手に「言いたいことがある」と言えば、その内容は概ね相手に文句がある、意見を述べる場合が多い。
いきなり「I have something to say to you」と言われれば、状況によっては相手は困惑してしまう。
この場合は「Do you have a minute?(ちょっと時間ある?)」のようなフレーズが一般的だ。
どれも英会話中級程度の人が知っているフレーズである。誤って使ってしまわないように注意しよう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
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