人手不足倒産が過去最高に 建設業と物流業で全体の半数

2024年1月18日 20:39

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記事提供元:スラド

 12日に発表された帝国データバンクの調査によると、2023年の「人手不足倒産」は前年比86.0%増の260件となり、過去最高を更新したという。人手不足倒産は、人手不足や人件費の高騰などにより経営が立ち行かなくなって倒産に至るような状況を指す(帝国データバンクネットショップ担当者フォーラム)。

2023年の人手不足倒産は、4月から時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」が懸念される業種である建設業と物流業で全体の半数を占めているという。とりわけ建設業は91件にのぼり、過去最多かつ前年から約2.7倍の大幅増となった。

また、団塊の世代が後期高齢者に到達する「2025年問題」が控えるなど、労働力人口の高齢化が進むなか、人材確保がこれまで以上に事業継続を左右する状況が迫っているとしている。

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