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5日の香港市場概況:ハンセン0.7%安で4日続落、テック指数は1.7%下落
*18:00JST 5日の香港市場概況:ハンセン0.7%安で4日続落、テック指数は1.7%下落
5日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比110.65ポイント(0.66%)安の16535.33ポイントと4日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が42.25ポイント(0.75%)安の5606.98ポイントと反落した。売買代金は813億3000万香港ドルにやや拡大している(4日は703億9000万香港ドル)。
米ハイテク株安が嫌気される流れ。米10年債利回りの上昇基調が強まる中、昨夜の米市場でナスダック指数は5日続落した。米金利の早期引き下げ期待が後退している。中国経済の先行き不透明感も重し。インフラ建設などの資金調達を担う中国の地方政府傘下の投資会社、地方融資プラットフォーム(LGFV)に関し、2024年は債務返済圧力が一段と増し、過去最高を更新するなどと報じられている。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は1.7%安と他の指数をアンダーパフォームした。個別では、データセンター開発・運営の万国数拠HD(9698/HK)が4.9%安、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(268/HK)、動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)がそろって4.2%安と下げが目立っている。
医薬セクターも安い。百済神州(6160/HK)が9.3%、翰森製薬集団(3692/HK)が6.7%、中国神威薬業集団(2877/HK)が2.3%、希諾生物(6185/HK)が2.2%ずつ下落した。
自動車セクターもさえない。中国恒大新能源汽車集団(708/HK)が4.6%安、小鵬汽車(9868/HK)が4.1%安、理想汽車(2015/HK)が3.7%安、東風汽車集団(489/HK)が2.7%安で引けた。
半面、石油セクターは物色される。業界大手の中国海洋石油(883/HK)が1.6%高、中国石油天然気(857/HK)が1.3%高、海洋油田掘削サービス大手の中海油田服務(2883/HK)が1.0%高で取引を終えた。
一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.85%安の2929.18ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。医薬株、軍事関連株、消費関連株、インフラ関連株、素材株、公益株、証券株なども売られた。半面、銀行株は買われている。
亜州リサーチ(株)《CS》
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