関連記事
今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いがただちに縮小する可能性低い
記事提供元:フィスコ
*08:40JST 今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いがただちに縮小する可能性低い
4日のドル・円は、東京市場では142円86銭から143円88銭まで上昇。欧米市場では143円37銭から144円85銭まで一段高となり、144円65銭で取引終了。本日5日のドル・円は主に144円台で推移か。米国の早期利下げ観測は一段と後退し、リスク選好的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。
4日の米国株式市場では、雇用関連指標の改善を受けて利下げ開始時期の後ずれを想定した取引が観測された。同じような動きは米国債市場でも観測されており、10年債利回りは強い動きを見せた。市場参加者の間からは「インフレ緩和を示すデータが増えない場合、利下げ開始時期は5月以降になる」との声が聞かれている。なお、5日発表の12月米雇用統計は金利見通しに大きな影響を及ぼす指標となるため、外為市場参加者の多くは雇用統計発表までは積極的な売買を手控えるもよう。一部からは「強い雇用統計を警戒して目先的にリスク回避的なドル売りは縮小する」との声も聞かれている。《NH》
スポンサードリンク