Microsoftと労働組合、AIの使用を含む契約条件に合意

　米Microsoftと米国最大の労働組合組織AFL-CIO（米労働総同盟・産別会議）は11日、AIの使用を含む労働組合の契約条件に合意したと発表した。労働組合が従業員に加入を促す取り組みに対して同社が中立的立場を維持することで合意したほか、人工知識（AI）の将来像について協力することでも合意した（Microsoft発表、Engadget、ITmedia、ロイター、TECH+）。

　Microsoftの発表文によると、この合意の目的は、AIテクノロジーの動向を共有し、AI開発に労働者の視点を取り入れ、労働者のスキルをサポートする政策形成を支援することにある。今回の合意は労働団体とテクノロジー企業の間では初のものだとしており、以下の三つの目標が設定されている。

　労働指導者と労働者にAI技術に関する情報を共有する　
　AI技術の開発に労働者の視点と専門知識を組み込む　
　従業員のテクノロジースキルとニーズを支援する公共政策を形成する　

スラドのコメントを読む | ビジネス | マイクロソフト | ニュース | アメリカ合衆国

　関連ストーリー：
Microsoft、新聞広告で労組結成を支持 2023年01月11日
Activision Blizzard 傘下スタジオの従業員が労働組合を結成 2022年01月25日