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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶりに反落、利下げ期待の後退が圧迫材料
*09:41JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶりに反落、利下げ期待の後退が圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 126403.03 -0.40%
12日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比513.38ポイント安(-0.40%)の126403.03で引けた。日中の取引レンジは126013.15-127359.19となった。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。利下げ観測が好感されたほか、米長期金利の低下なども支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3019.89 -0.21%
12日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.28ポイント安(-0.21%)の3019.89ポイントで引けた。日中の取引レンジは2992.50-3046.81となった。
おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅を縮小させた。原油価格の下落が指数の足かせとなった。また、貿易黒字の大幅縮小も嫌気された。10月の貿易黒字は前月の157億米ドル(約2兆2765億円)から94億米ドルに縮小。一方、米長期金利の低下などが指数を下支えした。
【インド】SENSEX指数 69551.03 -0.54%
12日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比377.50ポイント安(-0.54%)の69551.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同90.70ポイント安(-0.43%)の20906.40で取引を終えた。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。利下げ期待の後退が圧迫材料。アクシス銀行は最新リポートで、インド経済が堅調に伸びている上、食品価格の上昇がインフレ率を押し上げると指摘した。準備銀が2024年も利下げに踏み切らないとの見方を示した。また、10月の鉱工業生産などがきょう取引終了後に発表される予定となり、積極的な買いは手控えられた。なお、10月の鉱工業生産は11.7%となり、前月の6.2%(改定値)と予想の10.5%を上回った。
【中国本土】上海総合指数 3003.44 +0.40%
12日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.00ポイント高(+0.40%)の3003.44ポイントと3日続伸した。
前日までの好地合いを継ぐ流れ。当局の相場テコ入れ期待が続いている。「国家隊」と呼ばれる政府系ファンド、中国国新控股有限責任公司は今月に入り、ハイテク系中央企業で構成されるインデックスファンドを連日で買い増してきた。また、主要企業が相次ぎ自社株買いや大株主による買い増しを発表している。《CS》
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