マーケットエンタープライズ、兵庫県宝塚市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

2023年11月30日 15:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■リユース施策初導入で廃棄物削減へ

 兵庫県宝塚市(市長:山﨑 晴恵)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2023年11月30日(木)から、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートすると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、宝塚市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。

■背景・経緯

 これまで宝塚市では、3R推進のため、ホームページや広報誌、ごみハンドブックを通して市民へのリユース啓発を行なっていた。しかしながら、リユースの為にスペースや職員を新たに確保することが難しく、具体的なリユース施策導入の可能性を探っていた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。

 そうした中で、マーケットエンタープライズが宝塚市に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

■「おいくら」とは・・・

 おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)が利用している。

■宝塚市の課題と「おいくら」による解決策

 宝塚市では、粗大ごみの戸別収集を行なっておりますが、原則、市民が自宅の外まで不要品を運び出す必要がある。そのため、市民からは「家から自宅の外へ不要品を運び出すのが難しい」や「引っ越し等で大量の不要品を処分したいが、手間とお金がかかる」などの声が寄せられていた。「おいくら」は、希望すれば、自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型で重量のあるものでも、点数の制限無く、売却が容易にできるようになる。加えて、まだ利用できるものであれば、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も買取の対象で、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、宝塚市の費用負担もない。

■今後について

 11月30日(木)15時(公開時間が前後する可能性がある)より、宝塚市ホームページ内に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。宝塚市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や、社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、同取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、宝塚市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた、社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。

■兵庫県宝塚市

 宝塚市は、兵庫県南東部に位置し、市域南部の市街地から大阪や神戸までは、電車で30分ほどのベッドタウンである。全国的にも知られる宝塚歌劇や、中山寺・清荒神などの名所がある観光都市としても注目が集まっている。また、豊かな自然や、まちなみの散策も魅力の一つである。

・人口:222,296人(男:101,671人、女:120,625人)(2023年10月1日) ・世帯数:96,734世帯(2023年10月1日) ・面積:101.89平方キロメートル (情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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