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NYの視点:FRB高官、インフレ2%目標達成を再公約、長期債利回り急伸睨みつつ
記事提供元:フィスコ
*07:41JST NYの視点:FRB高官、インフレ2%目標達成を再公約、長期債利回り急伸睨みつつ
連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁やグールズビー米シカゴ連銀総裁など高官は、インフレ目標達成させる任務はまだ終了しておらず、インフレの2%目標達成を再度公約した。特に、ボウマン理事は引き続き追加利上げが必要だと予想している、と最近の雇用統計で労働市場の減速が明らかになったにもかかわらずタカ派姿勢を崩していない。
一方で、最近の長期債利回りの急伸を巡りウォラー理事は10年債利回りの1ポイント近くの上昇は、中銀、金融市場では地震に相当すると、警戒心を表明。理事の見解は経済指標に関する講義の中のものであり、政策に関する発言ではない。しかし、利回りの急伸が金融状況ひっ迫の警告を理事に与えたことは確かだと見られている。
今週はパウエルFRB議長は米国時間8日には挨拶、9日には国際通貨基金(IMF)会合の討論会に参加予定で、追加利上げの可能性を見極めるため注目が集まる。《CS》
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