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13日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、ハイテク株に売り
*17:06JST 13日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、ハイテク株に売り
13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比13.99ポイント(0.45%)安の3123.07ポイントと続落した。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国の景気鈍化や、米中関係の悪化が依然として不安視されている。指標発表を前に買い手控えムードも漂う。中国では今週15日、8月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産)、9月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利などが公表される予定だ。ただ、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。人民元相場の元高傾向や、中国当局の景気支援スタンスがプラス材料だ。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が4.2%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.2%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.2%安、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が2.0%安、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が2.1%安で引けた。
医薬株もさえない。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.7%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が1.0%、人福医薬集団(600079/SH)が0.9%、上海復星医薬集団(600196/SH)が0.7%ずつ下落した。消費関連株、素材株、不動産株、インフラ関連株、保険・証券株なども売られている。
半面、石油や石炭のエネルギー株はしっかり。中国石油天然気(601857/SH)が2.1%、エン鉱能源(600188/SH)が1.9%、中国神華能源(601088/SH)が1.5%、中国海洋石油(600938/SH)が1.3%ずつ上昇した。公益株、銀行株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.86ポイント(0.78%)安の236.82ポイント、深センB株指数が5.23ポイント(0.46%)安の1138.90ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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