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7月外食市場規模は2854億円、20カ月連続で前年上回る 居酒屋は5カ月連続500億円超え
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ホットペッパーグルメ外食総研が7月の外食市場規模を発表。外食頻度が新型コロナ前の水準に近づくなど、回復傾向が続いていることが分かった。
【前月は】6月の外食市場規模は2659億円、19カ月連続で前年上回る 居酒屋業態の回復続く
■20カ月連続で外食市場は前年上回る
8月30日、ホットペッパーグルメ外食総研が7月の外食市場調査を発表した。7月の外食市場規模は前年同月比は357億円増の2,854億円となり、20カ月連続で前年同月を上回った。
個別の指数では、外食実施率が同5.9ポイント増の67.5%、外食頻度は同0.04回増の3.88回、外食単価は同195円増の2,750円。外食頻度の3.88回は22年7月の3.84回を超えて、新型コロナ感染拡大の直前となる20年2月の3.94回に次ぐ水準だった。
圏域別の市場規模は、首都圏が同251億円増の1,781億円、関西圏が同58億円増の734億円、東海圏が同48億円増の339億円だった。2カ月連続で3圏域とも前年同月を上回っている。
■外食単価は男女とも高齢層で伸び幅が大きめ
外食実施率は、男女ともに全ての年齢層で前年同月を上回った。中でも30代女性が69.8%(前年同月比:7.1ポイント増、以下同じ)、40代女性が64.5%(8.0ポイント増)、60代女性が61.4%(8.7ポイント増)で伸び幅が大きめ。
外食単価もほとんどの層で前年を上回った。中でも50代男性が2,795円(前年同月比:248円増、以下同じ)、50代女性が2,786円(130円増)、60代男性が3,334円(438円増)、60代女子が2,849円(301円増)と男女ともに高齢の世代でプラス幅が大きめだった。反対に30代男性が2,722円(12円減)、40代女性が2,591円(151円減)の2つの層で前年同月を下回っている。
■居酒屋業態は5カ月連続で500億円超え
業態別市場規模は、16業態中13業態で前年同月を上回った。比較的大きく伸びた業態は、和食料理店(7月の市場規模:446億円、前年同月比:26億円増、以下同じ)、中華料理店(191億円、22億円増)、焼肉・ステーキ・ハンバーグ等の専業店(324億円、20億円増)、居酒屋(582億円、146億円増)など。
一方、前年を下回ったのは、レストラン・食堂・ダイニング・洋食店(153億円、5億円減)、お好み焼き・鉄板焼き等の専業店(46億円、6億円減)、カラオケボックス(5億円、4億円減)の3業態。
業態合計では食事主体が前年同月比7.9%増、飲酒主体が同28.5%増、軽食主体が同28.2%増と飲酒や軽食主体が大きく伸びた。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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