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慶応が107年ぶりの優勝 夏の甲子園
23日、夏の全国高校野球大会決勝が阪神甲子園球場で行われ、慶応高校(神奈川)が仙台育英高校(宮城)を8-2で破り優勝した。慶応は実に107年ぶり2回目の優勝、仙台育英の連覇はならなかった。
試合はアルプススタンドに詰めかけた慶応応援団の大声援の中で始まる。慶応が先頭打者ホームランで先制、さらに追加点で主導権を握るも仙台育英も粘り強く接戦に持ち込む。しかし慶応は5回に大量5点を奪うと、そのまま最後まで反撃を許さなかった。
1回表、慶応は丸田湊斗が決勝戦では史上初の先頭打者ホームランでいきなり先制する。さらにレフト前に落ちるラッキーなヒットで追加点を奪い2点差とする。
2回表、慶応は、四球で出たランナーを送りバントで2塁に進めると、すかさず詰まりながらもタイムリーヒットで1点を追加する。
仙台育英は2回裏、ヒット2本で2塁3塁にランナーを置くと、セカンドゴロの間に1点を返す。3回裏には、死球とエラーで無死2塁3塁のチャンスを作り、ワイルドピッチにより1点を奪い、1点差に詰め寄る。
5回表、慶応は3本のヒットで2点を奪い、再び3点差と突き放す。さらに外野フライでレフトとセンターが衝突して落球する間に2点を追加。たたみかけるようにタイムリーヒットも続き、この回一挙5点を奪う。
8回裏、仙台育英は連続ヒットによりチャンスを広げるも、無得点に終わる。9回裏、仙台育英は最後の攻撃も2塁のランナーを返しきれず、試合は終了した。
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