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22日の中国本土市場概況:上海総合0.9%高で3日ぶり反発、金融株に買い
*16:50JST 22日の中国本土市場概況:上海総合0.9%高で3日ぶり反発、金融株に買い
22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比27.36ポイント(0.88%)高の3120.33ポイントと3日ぶりに反発した。
自律反発狙いの買いが先行する流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに下落し、足元では昨年12月30日以来、約7カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいた。金融緩和の期待も根強い。前日公表された中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は失望を呼んだが、市場では預金準備率の引き下げ観測も流れている。ただ、指数は安く推移する場面もみられた。中国の景気懸念と米長期金利の上昇が重しとなっている。(亜州リサーチ編集部)
金融株が上げを主導。中国銀行(601988/SH)が1.6%、中国工商銀行(601398/SH)が1.3%、中国人寿保険(601628/SH)と中国人民保険集団(601319/SH)がそろって2.6%、華泰証券(601688/SH)が3.1%、中信証券(600030/SH)が1.2%ずつ上昇した。
通信株もしっかり。中国聯通(600050/SH)が7.6%高、中国電信(601728/SH)が5.5%高、中国移動(600941/SH)が3.2%高で引けた。エネルギー株、ハイテク株、素材株、軍事関連株、不動産株、メディア・娯楽株なども買われている。
半面、医薬品株はさえない。河南太龍薬業(600222/SH)が1.6%、江蘇聯環薬業(600513/SH)が1.5%、東魯抗医薬(600789/SH)が1.1%、浙江医薬(600216/SH)が0.9%ずつ下落した。運輸株や酒造・食品株の一角も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.93ポイント(0.36%)高の260.22ポイント、深センB株指数が3.69ポイント(0.32%)高の1140.66ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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