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LINEで仮想キャラを作成し自然に会話できるサービス、無料で提供開始
対話型生成AIサービスをLINEで使用できるサービスが提供開始。就職面接の面接官や会社の上司・部下、取引先を想定したキャラを作り、コミュニケーション対策が可能[写真拡大]
株式会社リートンテクノロジーズジャパンが、LINEで対話型生成AIサービス「wrtn(リートン)」が使用できる「リートンAIラボ」というサービスの提供を2023年6月7日から開始した。この「リートンAIラボ」の新機能として、利用者が生み出した仮想の人物・キャラクター等のAIとLINEで会話できる「キャラチャット」がリリースされている。完全無料で制限なく会話できるため、歴史上の偉人やアニメのキャラクターなどから、就職面接の練習や世代差の大きな部下との対話まで、利用者次第で様々な活用が期待される。
サービスをリリースした株式会社リートンテクノロジーズジャパンは、韓国の生成AI活用サービスの草分けともいえるスタートアップ企業。今回の「リートンAIラボ」に先駆けて2022年10月に正式リリースした対話型生成AIサービス「wrtn(リートン)」は現在アクティブユーザー数が10万人を突破し国民的なサービスとなっている。
対話型の名の通り、自然な会話ができる「チャット機能」、入力したキーワードを基にキャッチコピーやビジネスメール、SNS用の企画やテキストなどの文案を提示する30種類を超える「ツール機能」を完全無料で提供している。
今回リリースされた「リートンAIラボ」は、この「リートン」をLINEで利用できるというサービスで、こちらも完全無料。生成AIができることを追求する実験中で、第1弾の機能として「キャラチャット」というサービスが公開された。
「キャラチャット」はユーザーが写真や名前、性別、年齢、職業、性格やユーザーとの関係を入力することで生成される仮想の人物として、ユーザーとチャットができるというものだ。
歴史上の人物やアニメのキャラクター、架空の親子・兄弟姉妹に始まり、就職活動の面接対策として厳しい面接官や世代差の大きい上司や部下など、様々な架空の人物を設定できる。話してみたかった人物やキャラクターとの対話を楽しめるという面だけでなく、普段なかなか会話が続かなくなってきた思春期の子どもや、悩みを打ち明けられそうな架空の兄弟姉妹なども設定できる。
社会人が役立てられるものでいえば、自分で考えただけでは思いつかないような面接官の質問や、どのようにコミュニケーションを取ったらいいか悩むような年齢差のある上司や部下との対話、取引先とのビジネストークなど幅広い対策が可能だ。
就職面接を控えた学生や社会人も活用できそうなサービスとなっており、今後の更なる開発が期待される。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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