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【注目銘柄】GENOVAは上場来高値目前!医療情報サイトとスマートクリニック事業で成長加速
■連続最高純益更新を手掛かりに割り負け修正買いが増勢
GENOVA<9341>(東証グロース)は、前日17日に113円高の1889円と3営業日連続で大幅高して引け、取引時間中には1919円まで買われ、昨年12月23日の新規株式公開(IPO)時の公開価格1800円を上抜くとともに同日につけた上場来1996円に肉薄した。今年5月12日の3月期決算の発表で、前2023年3月期業績が、IPO時予想を上ぶれて売り上げ、利益を伸ばし、今期2024年3月期純利益も2ケタ増益と予想し、連続して過去最高を更新することをテコに割り負け修正買いが増勢となった。売買代金も、引き続き東証グロース市場のランキングの第5位となっており、同市場の中心銘柄の一角に浮上している。
■医療情報サイトの顧客とPVが続伸しスマートクリニック事業でも新商材投入
同社の今2024年3月期業績は、売り上げ84億8200万円(前期比30.2%増)、営業利益22億700万円(同27.3%増)、経常利益22億600万円(同28.7%増)、純利益15億500万円(同19.4%増)と予想され、純利益は、前期の過去最高(12億6000万円)を連続更新する。メディカルプラットフォーム事業の医療情報サイト「Medical DOC」の顧客数が、前期末に1万2000件に達し、月間ページビュー(PV)数も、前期第4四半期に911万PVと初めて900万PVを超え、スマートクリニック事業でも自動精算機/再来受付機「NOMOCa-Stand」の累計設置台数が1502台となっており、このスマートクリニック事業では、医科/歯科クリニックの待合室に設置するモニター作品などの新商材を投入することなどが寄与する。
なお前2023年3月期業績は、売り上げがIPO時予想を8200万円、利益が9800万円~2億5400万円上ぶれ前々期比35.1%増収、64.4%営業増益、61.9%経常増益、83.6%純益増益で着地した。
■IPO以来の値幅効果を発揮し最高値抜けから上値チャレンジ
株価は、昨年12月に公開価格1800円でIPOされ、公開価格を下回る1760円で初値をつけ、上場来高値1996円まで買われ、IPO後の初決算として発表された前期第3四半期業績が、前期通期予想業績に対してやや低利益進捗率にとどまったことで下値を探り、3月期決算発表前の今年5月12日には上場来安値1168円まで突っ込んだ。同安値からは、連続過去最高純益更新を手掛かりに3営業日でストップ高を交えて約700円高して最高値に肉薄し、売買高もIPO時に並ぶ大商いとなっている。PER評価も、22倍台と類似医療情報サイト株に比べて相対的に割り負けており、IPO以来の値幅効果を発揮し最高値抜けから一段の上値追いにチャレンジしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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