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NYの視点:米住宅市場指数が予想外にプラス圏に回復、成長期待高まる
記事提供元:フィスコ
*07:47JST NYの視点:米住宅市場指数が予想外にプラス圏に回復、成長期待高まる
全米ホームビルダー協会が発表した5月NAHB住宅市場指数は50と、予想外に4月45から改善し、昨年7月来で最高となった。5カ月連続で上昇。50割れのネガティブ域から予想外にほぼ1年ぶりのプラス圏に回復した。住宅建設会社は市場への信頼を1年ぶりに回復。
中古住宅の在庫不足が、金融混乱への懸念を相殺した。4月の新たな売り物件は前年比で22%程減少。住宅ローン金利がほぼ倍となるなど、売り手も売却を躊躇していると指摘されている。3月の新築住宅は全体の売り物件の33%を占めた。2000年から2019年の平均12.7%を大きく上回る。
■住宅市場指数:50(4月45、6カ月平均41)
一戸建て販売:現在:56(51、47)
一戸建て販売:見通し:57(50、46)
購買見込み客足:33(31、28)
NAHBの委員長は需要の拡大に引き続き見合う供給を達成することが建設会社の課題となっていると指摘。また、最近の金融混乱により、居住不動産の開発や建築を巡る与信の厳格化に加えて、木材などの価格は3月以降下落する一方で、依然建材の供給不足が存続していると指摘した。米国経済は金利の急速な上昇が影響し、住宅市場の悪化がけん引した景気後退が想定されていた。しかし、消費と同様に住宅市場が予想外に底堅く、景気後退予想も弱まりつつある。《CS》
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