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GWはどこに出かける? 国内旅行は中・近距離を中心に過去最高の人出か
神戸市の白鶴美術館では6月4日まで、2023年春季展覧会として、同館が所蔵する貴重な中国銅鏡、全63点を公開している[写真拡大]
ゴールデンウイークが近づいてきた。新型コロナウイルスのパンデミック以降、大型連休も自宅などで過ごす人が多かったが、今年のGWはコロナ禍の終息ムードも高まっていることから、多くの人出で賑わいそうだ。
国内大手旅行会社のJTBが2023年のゴールデンウィーク(4月25日~5月5日)の旅行動向について、全国15歳以上79歳までの男女2,060名(事前調査20,000名)を対象に実施したアンケート調査によると、国内旅行者数は過去最高の2,450万人(対前年153.1%)、海外旅行者数は20万人(対前年400.0% ※3年ぶりの算出)が見込まれている。物価高や円安、燃料高騰などの景気不安はあるものの、ほぼコロナ禍前の状態に近い回復が期待できそうだ。それでも不安は拭いきれないのか、国内旅行は中・近距離志向が大半を占め、海外旅行先もハワイや韓国など、日本人にとって比較的馴染みが深く、旅行しやすい先に集中しているという。もしもGW中の旅行を考えているのなら、早めに予約した方が良いかもしれない。
日本国内各地でも、春先からGWに向けて興味深い催しが増えている。
関西圏では、4月7日から大阪舞洲シーサイドパークで開催されている「ネモフィラ祭り」がSNSなどでも話題を呼んでいる。約100万株もの真っ青なネモフィラの花と、海と空の青が織りなす鮮やかなコントラストの景色は圧巻で、他府県や海外からも多くの人が訪れている。さらに、天空から楽しめる遊覧ヘリコプターや、スカイトランポリン、パドルボートなどのアクティビティも充実しているので、国内旅行の目的の一つにももってこいだ。
また、神戸市の白鶴美術館では6月4日まで、2023年春季展覧会として、同館が所蔵する貴重な中国銅鏡、全63点を公開している。同館は、本館は国宝や重要文化財を含む多彩な日本・東洋美術、新館は中東絨毯の所蔵館として世界的にも知られている美術館だ。螺鈿(らでん)や平脱(へいだつ)、銀貼り(ぎんばり)といった各種の技法が発揮されている鏡が一挙に観覧できるほか、会期中には、講演会やワークショップなど、来館者が自由に参加できる各種イベントも開催されている。
更に関東圏では、東京スカイツリータウンで5月28日までの期間、「台湾祭 in 東京スカイツリータウン® 2023」を開催中だ。「365日の台湾夜市を日本で。」をテーマに、台湾の美味しい料理を堪能できるだけでなく、台湾マッサージや占い、提灯なども装飾され、東京にいながらリアルな台湾を体感できるイベントとなっている。海外旅行には行きたいけれど、まだちょっと不安な人や、リーズナブルに旅行気分が味わいたいという人にはうってつけなイベントではないだろうか。
今年のGWは暦通りだと5連休だが、有給などを上手く活用して9連休を取る人も多そうだ。とはいえ、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行されるのは、GW明けの5月8日から。まだまだ感染対策には十分に配慮して、楽しみたいものだ。(編集担当:今井慎太郎)
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