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NYの視点:米消費者信頼感指数のインフレ期待が低下基調、消費も将来の鈍化を示唆
記事提供元:フィスコ
*07:43JST NYの視点:米消費者信頼感指数のインフレ期待が低下基調、消費も将来の鈍化を示唆
米コンファレンスボードが発表した2月消費者信頼感指数は102.9と、1月106.0から上昇予想に反して低下し昨年11月来の低水準となった。現況は改善し22年4月来で最高に達したものの期待が落ち込み、全体指数を押し下げた。
将来のビジネス、雇用、賃金の状況は需要の鈍化を示唆。高インフレにより家計の貯蓄は減少傾向で、クレジットカード依存度が増している。連邦準備制度理事会(FRB)が政策決定において重要視している今後12カ月のインフレ期待は6.3と、6.7から大幅低下した。
結果は、ペースは遅いが、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ効果が出てきた証拠となる。
■米2月消費者信頼感指数:102.9(1月106)
現況:152.8(151.1)
期待:69.7(76.0)
今後12カ月のインフレ期待:6.3(6.7)
労働市場指数(雇用十分と、職を得るのが困難との差):41.5(37)
●ビジネス状況
良好17.8(19.9)
悪い:17.7(19)
普通:64.5(61.1)
●雇用
十分:52.0(48.1)
不十分:37.5(40.8)
困難:10.5(11.1)
◎6カ月先
●ビジネス
改善:14.2(18.4)
悪化:21.9(22.6)
不変:63.9(59.0)
●雇用
増加:14.5(17.7)
減少:20.3(21.4)
不変:65.2(60.9)
●賃金
増加:13.4(17.4)
減少:11.6(13.4)
不変:75.0(69.2)
(ブルーンバーグデータ)《CS》
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