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27日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で4日続落、ハイテク・医薬に売り
*17:20JST 27日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で4日続落、ハイテク・医薬に売り
下記の通り修正します。
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週明け27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比9.13ポイント(0.28%)安の3258.03ポイントと4日続落した。
投資家の慎重スタンスが持続する流れ。米利上げ継続の長期観測が強まる中、世界経済の成長が鈍ると懸念されている。先週末の米株安や、この日の香港を含むアジア市場の株安も重しとなった。ただ、下値は限定的。中国の経済対策に対する期待感は根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。中国では、国政助言機関の全国政治協商会議が3月4日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日に開幕する。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ITハイテク関連の下げが目立つ。インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が8.2%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)世界最大手の聞泰科技(600745/SH)が3.2%安、IC設計の上海貝嶺(600171/SH)が1.9%安、金融機関向けセキュリティーソフトの深セン市金証科技(600446/SH)がと電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)がそろって1.7%安で引けた。
医薬品株も安い。天士力医薬集団(600535/SH)が3.7%、健民薬業集団(600976/SH)が2.7%、浙江医薬(600216/SH)が1.8%ずつ下落した。金融株、不動産株、自動車株、素材株なども売られている。
半面、酒造・食品株はしっかり。青島ビール(600600/SH)が4.7%高、舎得酒業(600702/SH)が2.7%高、重慶ビール(600132/SH)が2.6%高、仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.3%高、北京三元食品(600429/SH)が1.9%高で取引を終えた。レストラン・レジャー関連株、空運株、エネルギー株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.24ポイント(0.75%)安の296.44ポイント、深センB株指数が8.50ポイント(0.69%)安の1217.35ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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