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NYの視点:米リセッションの行方探る
記事提供元:フィスコ
*07:40JST NYの視点:米リセッションの行方探る
米国債市場では、長短金利差が逆転する商状が一段と深刻化し、景気後退懸念は根強い。2年債と10年債の逆イールドは80年代初期以降で最大を記録した。
米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けて利上げ長期化の思惑が強まり2年債利回りは4.5%を突破。強い1月雇用統計を受けて、短期金融市場では今までのハト派色が払しょくされた。オプション市場では政策金利が最高で6%まで上昇することを織り込む動きが引き続き活発化している模様。
今年に入り、パンデミックの特需で雇用を活発化させたハイテク企業のみならず、需要の停滞やコストの高騰で利益率が低下した企業の雇用削減の動きが活発化。しかし、人員削減の影響が雇用関連指標や経済には今のところ全く見られない。
リセッションが証明されるには時間がかかるとの見方。米国債券市場ではリセッションが示唆される中、本年の人員削減による影響がいつ経済に現れるのかが、焦点となっている。《CS》
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