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いよいよアフターコロナへ 元気都市・福岡の新たなランドマークが始動
福岡に新たなランドマークが誕生。「福岡大名ガーデンシティ」広場が1月20日から開放[写真拡大]
政府は27日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、5月8日に現在の「2類」から「5類」移行する方針を示した。また、コロナ対策の基本的対処方針が改定され、スポーツ観戦やイベントの収容人数制限を撤廃した。
行動制限が無くなったりすることで、感染拡大や変異株等への対応などのリスクは懸念されるものの、屋内では原則的にマスクの着用が不要になり、濃厚接触の場合も待機期間を置かずに社会活動を継続できるなど、多くの面でコロナ以前の生活に戻れるため、メリットも大きい。とくにコロナ禍以降、辛酸を舐めてきた飲食業界や観光・レジャー業界にとっては待ち望んだ状況ではないだろうか。
そんな中、アジアのリーダー都市を目指して進化中の都市、福岡市の天神地区に新たなランドマークが誕生する。積水ハウスや西日本鉄道ら5社が参画する大名プロジェクト特定目的会社による複合ビル「福岡大名ガーデンシティ」だ。今年4月6日から順次オープンし、6月8日には商業施設である「福岡大名ガーデンシティ・ビオスクエア」も全館開業を予定している。それに先立ち、施設内中央にある広場「福岡大名ガーデンシティ・パーク」が1月20日にオープンした。
総務省統計局による2020年の第21回国勢調査によると、福岡市は全国20の政令指定都市の人口増加数と増加率で、前回調査に続いて連続トップを獲得している。それだけでなく、1920年に実施された第1回国勢調査以降、100年以上にわたって人口を増やし続けているというから驚きだ。福岡市の推計人口は2022年8月1日現在で162万9837人だが、コンパクトな都市ゆえの暮らしやすい住環境に加え、交通利便性にも優れており、国内だけでなく海外へのアクセスも良い。また、積極的な創業支援やビジネスマッチング、スタートアップ企業などへの支援、さらには国際会議などの戦略的な誘致なども相まって、働きやすく暮らしやすい街として、若い世代にも人気が高く、これからの人口増加も期待されている。
「福岡大名ガーデンシティ」は、九州初のラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」をはじめ、ワンフロアの専有面積が約2,500㎡のハイグレードオフィスや旧大名小学校南校舎のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」と連携した創業支援・人材育成環境など、まさに今の福岡市を凝縮したような施設となる予定だ。今回オープンした「福岡大名ガーデンシティ・パーク」は全体面積が約3000㎡の広場で、多種多様なイベントやプロモーションに最適な空間となっている。
オープン前に行われたオープニングセレモニー第一部では、福岡市の高島宗一郎市長と大名プロジェクト特定目的会社の各代表者5名、さらに福岡出身の女優・今田美桜さんがゲストとして参加し、テープカットが行われた。高島市長は、このみどり豊かな広場が地域の方々から愛され、新たな交流拠点となることを期待すると祝辞を述べ、続いて登壇した積水ハウスの専務執行役員 石井徹氏は、市民の憩いの場だけでなく、様々な人が融合し、情報発信やカルチャーを楽しむ場など「カタチにとらわれない使い方」をしていただきたいと、これからの同パークの可能性を語った。第2部は、元アナウンサーでもある高島市長、今田美桜さん、積水ハウスの福岡マンション事業部長 竹下盛人氏のトークセッションが開催され、今田さんも世界的に発展する福岡への期待の声を上げた。
福岡といえば、博多ラーメンやうどんなどの麺料理をはじめ、もつ鍋や水炊きなどの鍋料理、お寿司や餃子など、枚挙に暇がないほどのグルメ天国でもある。コロナ解禁のタイミングとも相まって、「福岡大名ガーデンシティ」がグランドオープンした暁には、地元住民だけでなく、国内外からの多くの観光客も押し寄せるだろう。これからますます発展しそうな元気都市・福岡に今後も目が離せそうにない。(編集担当:今井慎太郎)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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