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メドピアが医者から聞いた、今年を象徴する&来年に期待する1文字の漢字
(画像: メドピアの発表資料より)[写真拡大]
メドピア(東証プライム)は依然、収益上昇のスピードを緩めようとしない。現役の医師でもある代表:石見陽氏により設立されたメドピアの主軸は、医師15万人(総医師数の約4割)が参加する『医師専用コミュニティサイト「MedPeer」』の運営。収入源は製薬会社の広告料。
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最近では10月に売上高約33億円のMR代行会社(製薬企業と契約し、その営業を代行・受託する)を、50億円を投じ子会社化した。収入源の拡充策。「さすがは医者が代表を務める企業、処方箋の書き方も巧み」としたら言い過ぎか・・・。
ちなみに今2023年9月期は「65.6%増収(140億円)、41.0%営業増益(15億円)」計画。また至27年9月期の中計では「今期計画比2.14倍の売上高300億円、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)3.6倍80億円」が掲げられている。「まだまだ伸びるぞ」を表明した中計。
そんなメドピアが12月1日付けで、医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べとし、『2022年 医師が選ぶ「今年の漢字一文字」、1位は3年連続「禍」~2023年に望む1文字も2年連続で「明」が1位~』と題するリリースを配信した。
2021年から実施しているという、「MedPeer」登録医師を対象としたアンケート。今回は11月9日・10日に3020人の医師に行ったネット調査の結果。質問は「今年の医学界・医師界を漢字一文字と表すと何か」であり、「来年の医学界・医師界がどのようになることを期待するかを漢字一文字で表すと」。
前者の1-3位は「禍(票数189)」「忍(118)」「乱(116)」、後者では「明(317)」「案(171)」「平(90)」。対応した医師の代表的なコメントも伝えられている。
例えば「禍」では「コロナ感染に加え、円安になる禍が続いている」(60代、一般外科)や「サル痘や梅毒などの感染症例が増加している」(50代、精神科医)。「忍」では「世の中がポストコロナに動き出す中で医療に非常な負担・皺寄せが来ている」(50代、循環器内科)。「乱」では「コロナワクチン接種や発熱外来、全数把握や届け出など次から次に変更があり、現場が混乱した1年だった」(60代、小児科)。医師ならではの「実感」が出ている。
一方の迎える新年に向けては「明」には「トンネルを抜け出し、明るい笑顔があふれる毎日に戻って欲しい」(40代、小児科医)、「安」には「安定して安心の医療が提供できることを期待したいから」(30代、麻酔科医)、「平」には「平穏で、穏便にという意味で」(60代、放射線腫瘍科医)と、医師も「昨年と、さよならしたい」という思いを強く抱いていることが伝わってくる。
確かに「禍」は過去3年度連続首位・・・「おさらばしたい」のは医師も市井の我々も同様である。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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