厚労省、塩野義製薬の新型コロナ飲み薬「ゾコーバ」を緊急承認

2022年11月25日 17:01

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記事提供元:スラド

厚生労働省は22日、塩野義製薬が開発したCOVID-19飲み薬「ゾコーバ」について緊急承認した。同薬に関しては7月厚労省の専門部会で統計学的な有意差が認められないとして継続審議状態となっていた。22日におこなわれた専門家分科会では、症状改善を早める有効性を推定できると判断された。5月に新設された薬の緊急承認制度が初による適用第1号となる。軽症者に使える初の国産飲み薬となる。12月初めにも医療現場で使えるように供給を始めるとしている。これにより同社株は24日の取引で大幅続伸し、一時前営業日比5.9%高の7593円と4月8日以来、およそ8カ月ぶりの高値を付けた(NHK日経新聞MBSNEWSBuzzFeedBloomberg)。

あるAnonymous Coward 曰く、 発症から3日以内に服用を開始すると、オミクロン株に特徴的なせきや喉の痛み、鼻水・鼻づまり、けん怠感、発熱・熱っぽさの5つの症状すべてで期間がおよそ24時間短縮されたという。ただし、効果の割に薬価が高いことや副作用として催奇形性や他の薬に対する飲み合わせの制限が大きいこと、また重症化リスクの高い人に対してはより効果のある海外製のパキロビッド等の薬が既に存在することから、現場で実際に使用されるかについては否定的な見方もされているようだ。

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