“まきもと”が1日市長に!? 映画『アイ・アム まきもと』ロケ地・山形で特別上映会

2022年10月3日 07:42

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@2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会

@2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会 [写真拡大]

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 9月30日(金)より公開中の映画『アイ・アム まきもと』の特別上映会が9月28日、ロケ地である山形で開催された。主演の阿部サダヲ、共演の満島ひかり、水田伸夫監督の3人が登壇した。

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■おみおくりの作法が原作

 映画『アイ・アム まきもと』は、『舞妓Haaaan!!!』(07)や『謝罪の王様』(13)などのヒット映画でタッグを組んできた監督・水田伸夫、主演・阿部サダヲによる最新作。第70回ヴェネチア国際映画祭で4つの賞を獲得したイギリス・イタリア合作映画『おみおくりの作法』(15)が原作だ。

 阿部演じる主人公・牧本壮は、市役所に勤める中年男性。人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」の仕事をしているが、空気が読めず、人の話を聞かず、自分のルールで突き進むちょっと迷惑な存在である。

 彼がまきおこす奇跡的なドラマを描く本作は、笑って泣けるエンターテイメント映画となっている。牧本が出会う蕪木の娘・津森塔子役を満島ひかり、牧本の迷惑を被る人々を國村隼、宮沢りえ、宇崎竜童、松下洸平、でんでんと豪華キャストが名を連ね、9月30日より上映中だ。

■ロケ地・山形で特別上映会、阿部らが登壇

 9月27日に本作のロケ地である山形を訪れた阿部と水田監督。山形県副知事と鶴岡市市長へ表敬訪問し、28日には任命式イベントと特別上映会が実施された。イベントでは阿部へ“酒田市1日市長任命”及び、水田監督へ“酒田市親善市民証授与”が行われ、迷惑な主人公にちなんで「迷惑なほど巨大なA1サイズの証書」が渡されると、2人は笑いながら受け取った。

 特別上映会には満島が加わり、集まった1,100名の観客の前に登壇。阿部は「山形には撮影で大変お世話になったので、今日こうやって上映することができて嬉しい」、満島は「山形の温かな風景や、朝の美しさ、夕方の日の綺麗さにいっぱい支えられながら撮影していた。今日はよろしくお願いします」とコメント。

 監督は「すごい!これほどの大観衆は初めて。今日はお越しいただき、ありがとうございます」と挨拶した。

 阿部はエキストラで撮影に参加した人を客席に発見して喜びながら、「人が温かい。本当に素晴らしい街」と山形を絶賛。撮影時のエピソードやロケ地にまつわるトークで会場を盛り上げた。

■映画『アイ・アム まきもと』あらすじ

 市役所に勤める牧本(阿部サダヲ)の仕事は、人知れず亡くなった方を埋葬する「おみおくり係」。故人の思いを優先するあまりつい自分のルールを優先してしまい、刑事の神代(松下洸平)にいつも怒られている。ある日牧本は、身寄りなく亡くなった老人・蕪木(宇崎竜童)の部屋で、彼の娘と思われる少女の写真を発見。そんななか、「おみおくり係」の廃止が決定してしまう。

 牧本は「おみおくり係」としての最後の仕事として、写真の少女と蕪木の葬儀に参列する人を見つけるべく、蕪木のかつての友人や知人を探して訪ねていく。それは蕪木という男の人生を辿る旅だった。そして牧本の最後のおみおくりには、思いがけない奇跡が待っていたーー。(記事:ヤスダ ユウカ・記事一覧を見る

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