PPIHが渋谷で進める再開発ビル、「道玄坂通」と命名 2023年9月開業へ

2022年9月1日 15:48

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「道玄坂通」の完成イメージ(PPIH発表資料より)

「道玄坂通」の完成イメージ(PPIH発表資料より)[写真拡大]

 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が東京都渋谷区で進めている複合再開発ビル(渋谷区道玄坂)の名称が、「道玄坂通 dogenzaka-dori」と決まった。英国に本部を置くホテル大手・IHGホテルズ&リゾーツの「ホテルインディゴ東京渋谷」と店舗、飲食店、オフィスなどが入居し、2023年9月に開業する。

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 道玄坂通は鉄骨一部鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート地下1階、地上28階建て延べ約4万2,000平方メートル。文化村通り、道玄坂小路に面した約6,000平方メートルの区画を再開発して建設している。

 低層階に店舗や飲食店、中層階にオフィス、高層階にホテルインディゴ東京渋谷が入る。店舗は施設の中と外を道のようにつなぎ、歩くのが楽しくなる商店街に似た空間に集める。オフィスはワンフロア約1,740平方メートルで、総面積約1万4,000平方メートル。3階にオフィスロビーを置き、4~10階に最新鋭のデザインオフィスを展開する。

 ホテルインディゴ東京渋谷は「ホテルインディゴ」ブランドの国内4施設目。13~23階に272の客室を設けるほか、屋外テラスを持つカフェバーやフィットネスジムなどを併設する。3階のエントランス付近には飲食やテイクアウトが可能なコーヒーショップを備える。既にIHGホテルズ&リゾーツと受託契約を締結しており、施設全体と同時開業となる。

 施設の名称には複合施設でありながら、道を切り開くという意味を込めて「通」という言葉をつけた。このため、施設は文化村通りと道玄坂小路にそれぞれ2カ所ずつの出入り口を設け、施設の内外を歩行者が回遊できるようにする。これにより、渋谷の魅力向上に寄与することも考えている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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