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大阪の淀屋橋駅東地区都市再生事業、高さ150メートルのランドマークビル着工
淀屋橋駅東地区都市再生事業の完成イメージ(中央日本土地建物など発表資料より)[写真拡大]
不動産大手の中央日本土地建物と京阪グループの京阪ホールディングスは、大阪市の淀屋橋駅東地区都市再生事業(中央区北浜)で高さ150メートルのランドマークビル建設に着工した。京阪電鉄、大阪メトロの淀屋橋駅と接続する地下と低層階に商業施設、中高層階にオフィスが入居する複合施設で、御堂筋の玄関口に2025年夏ごろにオープンする予定だ。
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複合施設は、日土地淀屋橋ビルと京阪御堂筋ビルの跡地併せて約4,000平方メートルに整備される鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート地下3階、地上31階建て延べ約7万3,000平方メートル。大阪市中心部を南北に貫く御堂筋と東西に走る土佐堀通の交差地点に面し、国土交通大臣から民間都市再生事業計画に認定されている。
淀屋橋駅と接続する地下1階から地上2階に3層吹き抜けの立体多目的広場が整備され、物販や飲食店舗を誘致して明るく快適な地下空間をつくるほか、観光ステーションを設置して駅利用者や観光客に観光情報を発信する。
オフィスゾーンは4~29階。総面積約3万9,000平方メートル、基準階面積1,600平方メートルの高規格オフィスで、基準階専有部はアウトフレーム工法で柱のないオフィスレイアウトを実現する。10~11階にはコワーキングスペースや少人数対応オフィス、カンファレンスなどを設け、新たなビジネスの創造や出会いを支援する。
最上階の30階には、一般来館者が入場可能な展望ホールとギャラリーを設置。中之島や御堂筋など大阪市中心部の街並みを一望できる眺望とともに、観光や文化発信基地として活用する。夜間はビル全体をライトアップし、御堂筋沿いにふさわしい上質な景観づくりに貢献する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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